成人型アトピー性皮膚炎を発症した私
はじめに
この記事では私のアトピー体験談を淡々と語っていきます。(※完治はしてません)
長くなる上に特に有益な情報を紹介している訳でも無いので、興味が無い方は、ここで記事を閉じることをお勧めしておきます。
初めての発症
私がアトピーを初めて発症したのは、2017年の秋頃でした。
腕や足が痒くなり、あせもと似た箇所だった所為もあって「こんな時期にあせも? 参ったなあ」くらいにしか思っていませんでした。
当時の私
当時は事務職に就いてました。
片道1時間少々かけて通勤する毎日。季節的には肌寒くても電車の中は暑くて汗をかく…そんなサイクルを繰り返していたのも良くなかったのかもしれません。
丁度その頃、仕事場所が変わったのですが換気が悪い上に窓際で昼間は直射日光という、最悪の環境でした。
それが明確な原因なのかどうかは、わかりません。
ただ強いストレスを日々感じていたと思います。
アトピー発症後、初めての皮膚科
あせもと勘違いし、放置していたある朝…顔がパンパンに腫れてしまいました。
「袋叩きにされて、顔を何発も殴られたみたい(笑)」と笑いのネタにしつつも、これでは仕事どころではありません。
会社に連絡し、近所の皮膚科へと急ぎました。
「あ〜これはアトピーだねえ」
医者はすぐに結論を出しましたが、私にとってアトピーというのは先天性の病であるとのイメージがあったので、面食らいました。
「腕とか足にも出てるでしょ?」と、服で見えないところの症状を言い当てられて驚く私。
「こんなに酷くなる前に来てくれたらよかったのに」
なんて言われても、あせもだと思ってたし顔に出たのは今朝からですと思わず反論。
私「本当にあせもじゃないんですか?」
医者「アトピーですよ」
このやり取りを3回くらい繰り返しました(こんな患者はイヤだ)。
医者からは今まで一度もアトピーを発症したことが無いのか、と何度も確認されましたが、本当に一度も無いと返すばかり。
挙げ句、記憶に残ってない幼少期の話を聞きたかったのか家族は一緒に来てないのかとも聞かれました。
イマイチ腑に落ちないまま、いったん帰宅。
母親にも確認しましたが、やはり今まで一度もアトピーを発症したことはありませんでした。
当時を振り返ってみる
処方されたのは…
・ステロイド(身体用)
・軟膏(顔用)
・もっと優しい軟膏(目の周辺用)
・アレルギーを抑える飲み薬(花粉症などでも処方されるのだとか)
記憶が朧気ですが、この4つだったと思います。
その時に聞いて印象的だったのは…
・喘息、アトピー、花粉症はアレルギー三大病(私は喘息と花粉症は元々発症していた)。
・汗も関係しているかもしれないけれど、乾燥した事が原因。
・アトピーというのは左右対称に症状が出る。
・化粧した上に薬を塗るのであれば構わない(元々ほぼノーメイクだったから問題なし)。
いや〜恐ろしかったですね。
あの頃は何がアトピーに悪いのか、何が痒みを悪化させるのか、まったく知りませんでした。
あほの極み。
薬を飲んで塗って、だいぶ落ち着きましたがそれでも痒い時は痒くてそんな自分の身体が怖かった。
膿もすごくて、黄色く固まったものを“クリスタル”と名付けて「回収だ〜!」と一声あげてから濡らしたタオルで拭っては薬を塗りました。
ここまで笑いのネタに出来たのも、隣に愛している人生のパートナー(詳しくはプロフィールを確認してください)がいてくれたからに他なりません。
辛いときも、悲しいときも、痒いときも、隣にいてくれただけで強い励ましになりました。ありがとう。