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『100歳の少年と12通の手紙(字幕版)』感想

はじめに

子どもの頃から読書感想文が苦手で、本を読むのは好きでも文章にすっきりまとめられなかった。

言いたいことが後から後から溢れてきて、突然思いつきがあったりして、とにかく『はじめ』『なか』『おわり』って具合にまとめるのが無理だった。

溢れるぐらいだから、感想は自分の中にきちんと持つのだけれど。

そもそも作品に対する感想や感動って誰かと語り合ってこそ、という気持ちもあるからきちんとまとまった文章に出来るかは分からない。

読みづらいだろうけれど、挑戦してみようと思うのでよかったらお付き合いください。
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『100歳の少年と12通の手紙』
原題(Oscar et la Dame rose)

※ネタバレあります。
※字幕版で観た感想です。

感想

この年になってようやく気付いた疑問ですが、原題と邦題ってまったく違うことがよくありますね。

自分では涙もろい、なんてつもりはありませんが映画を観て泣いてしまうことはよくあります。
今回も泣いてしまいました。ちらりと。

この作品を観た大まかなテーマとしては、死と向き合うことで生きることに向き合っていくものだと個人的には思いました。

ここであらすじ(唐突)

白血病で余命がわずかの少年オスカーは、親にも病院関係者にも心を閉ざしてしまう。そんな時にピザを持った強気の女性ローズと出会い、ローズにのみ心を開く。病院の計らいでローズに毎日来て貰うことになり…。

感想にもどって…

オスカーもローズも大好き!

ローズがとても魅力的な女性で、それは考えや行動が一貫している部分にあるのかなと思いました。私としては院長との今後が気になります。(あるのかな?)

・1日で10歳ずつ年を取る。
・神様へ向けて毎日手紙を書いてみる。
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これがローズが提案したオスカーとの約束。

手紙の内容が全部どストレートで胸に突き刺さります。それでいて、くすりと笑わされてしまうこともある。

こんなに濃厚な12日間は見たことが無いと思った。
人生が、本当にぎゅーーーっと凝縮されたような作品。

たった12日間かもしれないけれど、オスカーは人生を謳歌することが出来たのだと確信できました。
誰もが経験するような人生であることが、また良かったと思います。

浮気と疑われるようなことをしでかしてしまったり、仲直りしてまた手繋いで寝転がってみたり。
端から見ると可愛らしいばかりなのに、本人たちは真剣です。そこがまた、可愛らしい。

入院している仲間たちのニックネームも面白い。
悪口にしか見えないものも、平等さがあって互いを対等に扱っている限りはこれがいじめにはならないんだなあと思いました。

平等ってむつかしいわよね。

まとめ

とにかく、この作品は愛に溢れています。
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愛って素敵よね。
種族とか性別とか年齢とか、そんなものをすべて無関係になるから。

私の隣にパートナーが居てくれて幸せを感じられるのは、愛し合っているからだとよく感じます。もちろん恋する気持ちもある。ヘヘッ( ^o^)ノ

恋愛ものが観たい訳じゃないけれど、愛に溢れた作品に出会いたいならば、観てください。是非。

話は変わるけど、個人的にはフランス語の映画をあまり観なかったので耳が不思議な感じになりました。
本当にひとつふたつの単語が聞き取れたりしてそんな部分も楽しかったです。

悲しい気持ちにもなるけれど、それ以上の愛が観た後にあなたの心に残ると思います。

最後まで読んでくださり、ありがとうございました。

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